MINIの”アースポイントをヒューズボックスに増設”して、電装系カスタムをより楽しく
こんにちは、コプリンです。
MINIは運転もそのルックスも、とても楽しいクルマ。インテリアも類にもれず独特なクラシック感とお洒落な雰囲気で、
わたしたちユーザーを楽しませてくれますね。
このお洒落な内装にほれ込んだ、
オーナーさんも多いはず!
しかしいざカスタムとなると、パーツをばらすのに面倒な事もありますよね。「ルックス重視」のその内装は、場所狭しと折り重なるように設計されています。
バラシてみるとわかる!
素晴らしいデザイナーの苦労..
※「内装バラシの記事」は近々書く予定です。
電装系カスタムに必須なのが、「ヒューズボックスからの電源取り」ですね。ヒューズボックスは他のクルマと変わらず電源取り出しに苦労することはありませんが、問題は「アースポイント」。
MINIの内装は、金属部分が少ない設計!
MINI R56のアース取り出し場所は”ウェザーストリップ”付近から!
内装を外すのは難しくはないのですが、
面倒ではありますよね..
ごく一般的にBMW MINI R56 のアースは、「運転席側ウェザーストリップ付近」、ボディーのボルトに共締めされます。
本記事の「初心者でもできる!配線加工方法」を知りたい方は、「目次4」から読み進めて下さいね。
BMW MINI R56 の”一般的なアース取り”方法
手間ではありますが、難しくはありません。
あなたもやってみて下さいね!
作業箇所 | 作業のコツ | |
① | ウェザーストリップ | 必要ならしっかりと養生する |
② | ヒューズボックス | 最初にクリップを外す |
③ | ウェザーストリップ内側の内装 | 上側からゆっくりと外す |
④ | ボディー側ボルト | アースポイント確保 (10㎜レンチ) |
①
赤のラインまでウェザーストリップをめくり上げます。(左側の内装を外すため)ウェザーストリップを取り外す必要はありませんが、工具を使用した場合、劣化具合によってはゴムを痛める可能性はありますので、必要な場合はしっかりと養生することをおすすめします。
②
運転席側、右の足元(アクセルペダル右側)にヒューズボックスがあります。手で引っ張れば簡単に取れますので、カバーを外しましょう。
【アースポイント取り出し】内装外しのコツ】
この方法が1番スムーズに外せましたよ!
上方向からゆっくり抜いていくイメージで!
丁度スカッフプレート中央付近まで外せばアースは取れます。繰り返しますが必要以上に内装を外さずに、手間とパーツ損傷を防ぎましょう。
内装を外していくと赤○部分ボルトが見えます。
クリップは比較的丈夫にできていますが、
上方向からゆっくり抜いていくイメージで!
④
10㎜のレンチを使って、ナットを緩め共締めしてアースを取ります。
隙間にレンチを差し込んで作業します。特に硬く締まっている訳でもなく、比較的簡単に外れるでしょう。※個体差はあると思われます。
上写真が、取り外したナットです。”アースを取る共締め作業”の際は全部抜き取る必要はなく、緩める程度が良いでしょう。
アース端子を挟み、共締めします。後々外れてしまうと面倒なので、しっかりと端子を共締めして下さい。
【配線加工作業はしっかりと丁寧に】
難しくはないけど手間は手間..良い商品を見つけたので”アースポイント”の増設!
初心者でもできる!簡単な配線加工方法から
今回使用した工具類の紹介
- 【エーモン ターミナルセット(中)電工ペンチ付き】
- 【エーモン 配線コード AV1.25sq 5m】
- 【エーモン アースポイント増設ターミナル】
わたしは電源取りには必ず必要になってくる、”検電テスター”を所有していたためサイズ(中)にしましたが、お持ちでないあなたは検電テスター付属のサイズ(大)がお得です。
リンク内の関連商品から探してくださいね!
配線コードは、接続する製品と太さを合わせて購入しましょう。”AV1.25sq”が太さの単位です。
今記事の主役製品ですね。取り付けさえしてしまえば、後々の電飾系作業が簡単になります。
電源の+と-が1箇所にあるんですから!
便利に決まってますよね!
配線加工の初歩!端子を作ってつなげてみましょう
最初は慣れが必要ですが、
電工ペンチを使えば意外と簡単ですよ!
最初に延長するコードを切断しましょう。電工ペンチの赤○部分が、カッターになっています。上でも触れましたが、長さに少し余裕をもってコードを切断します。
長すぎても邪魔になりますから、
取り付け箇所と這わせる内装をイメージして!
わたしの場合はアースポイントからヒューズボックスの距離が約30㎝だったので50cmの延長コードを作ります。
取り付ける端子類を準備します。【エーモン ターミナルセット】には、よく使う端子類やスリープ(絶縁保護)が付属されているので、とても便利でした。
先にスリープをコードに差し込んでおきます。先端(端子結合部分)に、スリープの口が大きな方向に取り付けましょう。
コードの被膜をむいていきます。赤→部分(1.25)がコードの太さになるので、必ず太さに合ったカッター部分を使用しましょう。(断線防止のため)
配線をむき出しにするのは約5㎜程度。端子をかしめる時にちょうど都合の良い長さになります。
端子をかしめていきます。形状の異なる端子がありますが、かしめる方法は基本的には同じです。今回は”平型端子メス”を使用しました。
導線はしっかりと取りまとめて、
端子を取り付けて下さいね!
電工ペンチ先端の赤→部分(1.25~2.0)でかしめます。ここでも断線防止のため、コードの太さに合わせて使用して下さいね。
かしめる部分は2箇所、黄色○部分です。
① | コードが抜けない様に、被膜部分にしっかりと固定する。 |
② | 導線が端子に触れて、電気が通るように固定する。 |
順番は①→②がやりやすかったです。
コードが固定されるのでずれにくい!
オス端子を作ります。手順は同じなので、割愛します。
スリープをかぶせていきます。絶縁や結合部分の保護になりますので、しっかりと被せて下さいね。
アース取りに使用する、クワガタ端子も作ります。スリープの形状が違いますが、かしめる手順は同じですね。
コード抜けがないか確認して、
延長コード完成です!
クルマの配線は汎用品を使用する事が多いので、どうしてもコードの長さに不都合があります。取り回し、配線隠しを考えればコードの”延長”や”短縮”ができれば非常に便利になります。上記作業ができるだけでも、電飾系のカスタムが楽になりますよね。
「アースポイントをヒューズボックス内に増設」する方法
ここまでくれば後は簡単。
部品を取り付けるだけです!
赤○部分アースポイントに、先ほど作製したクワガタ端子をしっかりと共締めしましょう。
10㎜レンチを使って、
抜けないようにしっかりと共締め!
ウェザーストリップ左側内装の内側にはわせるようにして、ヒューズボックス内まで持っていきます。
内装の内側、クリアランスは大きくありますから余裕をもってコードを取り込めます!
アースターミナル端子をヒューズボックス内から引き出します。コードを延長(約50㎝)するとこれ位の長さになりました。作業性を考えると丁度良い長さですね。
ヒューズボックス内に隠れるので、端子は外から見えません。コードも邪魔にならないですし、固定せずに使用できますよ!
後はあなたが使用する電装パーツのアース端子を繋いで、動作確認をしましょう。問題なく作動すれば「アースポイントの増設」は完成です。
まとめ
クルマいじりはとても楽しいものですが、手間は出来る限り省きたいものですよね。手間を省けば他の作業をする時間ができますし、無駄にパーツを外すと、パーツ損傷や不具合の原因にもなりますから。
簡単、楽に作業することは、
クルマにもあなたにも優しいのです!
電装系のカスタムは今まで苦手分野ということもありあまり施工していませんでしが、今後は取り組んで行きたいと思っています。
電源取りも、簡単になりましたしね!
今後も簡単で楽な作業方法を心がけて、記事にしたいと思います。
それではまた次回!
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