グリルのメッシュ化は、是非自作に挑戦して下さい
こんにちは、コプリンです。
ドレスアップとフレッシュエアの流入を見込むグリルメッシュ化カスタムですが、メーカー市販のグリルやバンパーは高価なものが多いですよね。
純正取り外しDIYで、お得にドレスアップ!
自作メッシュ加工で、大幅なコストダウンを実現して下さいね。
【before】
【after】
メッキ横フィンのクーパーグリルと相まって、イイ感じ!
フォグランプもイエロー化したりで、クラシックな雰囲気を醸し出します。
ドレスアップの方向性も想像通りにいって、大満足のカスタムですので参考になれば。
使用するメッシュ(金網)の素材はアルミがおすすめ!
加工するクルマにもよりますが、バンパー外して純正グリルが取り外せればアルミメッシュを加工するのはそれほど難しくありません。
購入するメッシュの素材は、ぜひアルミ製で!
MINI R56系のボンネットエアスクープはダミーなのですが、エンジンルームの冷却を考えてメッシュに張り替えました。
その時購入したのが”ステンレス製”で、切り取り加工に苦労して時間もかかったんですよね。
耐久性や防錆も考えてステンレスを選んだのですが、その辺りの対策も紹介しますので是非”アルミ製のメッシュ”を選んで下さい。
アルミ製メッシュは、段違いに加工がしやすいです!
わたしはシルバーの網目幅(8㎜×16㎜)を選びましたが、「シルバー、ブラック、レッド、ブルー」とバリエーションも豊富ですし大きさも充分(1200㎜×300㎜)とゆとりがあって良い製品ですよ。
あと発送段階で筒状に巻いてある製品は、避けた方が良いですね。
キレイに伸ばすのは難しいので、メッシュを伸ばした状態で発送されるかチェックして下さい。
念のための、防錆塗装”を
腐食を最小限にするためにも、防錆塗装をやっておきました。
透明色なら、何でもイイでしょう!
下地処理は材質や形状的に難しいですから、「ミッチャクロン」を使用します。
こちらも透明色ですから、相性が良いですね!
【アルミメッシュ防錆加工作業工程】
- 脱脂(シリコンリムーバー)
- ミッチャクロン塗布×2(10分程乾燥で)
- 防錆スプレー塗布×4(10分程乾燥で)
メッシュなので塗布が難しいですが、回数を増やすことで効果をカバーできると思います。
準備はできたのでロアグリルのメッシュ化作業、やっていきましょう。
当該車両はMINIですが、参考にして下さいね!
BMW MINI R56 ロアグリルのメッシュ化手順
作業対象車両は「BMW MINI」ですが、どんなクルマにも対応できると思います。
また作業箇所もロアグリルですが加工して固定するのは同じなので、他のグリルやダクト類にも適用できますね。
ぜひ、参考にして下さいね!
フロントバンパーを取り外しましょう
バンパーの取り外しは各クルマによって違うので、各々対応して下さいね。
作業箇所の中よっては、パーツ取り外しの必要が無い場合もあるでしょう。
MINIのフロントバンパーなら、こちらを参考に!
純正ロアグリルの取り外し方法
バンパー取り外して内側を覗けば、このようにロアグリルはとまっています。
無数にツメでフックされているので、少々思案しました。
この立ち向かう瞬間が、DIYの醍醐味でしょ!
最初に赤○部分(運転席側グリル)に、温度センサーがついているので取り外しておきます。
内張りなどツメを外す場合、大抵真ん中を一発で外すか角方向からジワジワ攻めるかなんですが、長さがあるので角方向から取り外ししていきます。
赤○部分の大きなツメを、最初に解除しましょう。
色々観察した結果、ココがポイントでしょう!
細い工具(マイナスドライバー等)を赤→部分に突っ込んで、工具はそのまま抜かないで固定します。
つぎに赤→部分右隣のツメを、同じくマイナスドライバーなどで引き抜きます。
ツメが破損しないように、ゆっくり作業しましょう。
写真のように少し隙間ができる程度まで、力を加えて引っ張ります。
破損の無いように、無理せずに!
この時にメッシュ角部分は、大きく隙間ができると思います。
マイナスドライバーは保持したまま(合計2本工具で保持)、赤○部分のツメにマイナスドライバーを突っ込みながらメッシュ上部を赤→方向に引っ張ります。
おめでとうございます、無事外れましたね!
メッシュロアグリルの加工と取り付け方法
アルミメッシュだと加工が容易なので形状に沿って切り取り、貼り付けていきましょう。
【メッシュ加工で使用する工具】
- ニッパー(ハサミでもOK)
- ラジオペンチ
- メジャー
- 脱脂剤
- 接着剤(エポキシ樹脂系、シリコーン系)
- インシュロック
メッシュ(金網)の採寸と切り取り方法
メッシュグリルを、大まかで良いので採寸します。
MINI(R56前期)の場合だと、幅約920㎜です!
高さは、約180㎜ですね!
加工するメッシュ(金網)の購入時の目安にもなりますから、取り外す前に測っておいた方が良いですね。
採寸したらそれよりやや大きく切り取って、形もある程度整えます。
ツメを取り除くか、悩んだのですが..
ツメはバンパーと一体なのでメッシュを綺麗に貼りたい方は、ツメを切り取った方が見栄えは良くなるでしょう。
わたしの場合は純正戻しもあると思って、ツメを残す方法で作業しました。
ツメを交わしながら、ニッパーでメッシュを切り取ってしまいます。
この時メッシュとバンパーの貼り代、ツメにメッシュをインシュロックで固定する余白を意識して残して下さいね。
本仕上げは組付け後で、貼り代を意識して残す!
メッシュロアグリルの接着と固定方法
フロントバンパー側を、脱脂しましょう。
かなり汚れている筈なので、丁寧に清掃もして下さいね。
接着剤は、強い接着力と柔軟性のあるもの(エポキシ、シリコーン系)を選んで下さい。
取り付け箇所的に、対候性の高いものが向きますね!
容量も材質も適当な、「3M プレミアゴールド スーパー多用途2」を使用しました。
接着剤は透明なので裏側は問題ないのですが、バンパー表面は汚れが目立ってしまいます。
接着箇所がバンパー表面に違い場所は、マスキングテープで養生しましょう。
接着面に適量塗ったら、付属のヘラでのばしていきましょう。
使用方法では”接着箇所の両面に”とありますが、メッシュ側は塗らなくても接着できました。
その分やや多めに、接着剤を塗布して下さいね!
【3Mスコッチ プレミアゴールド スーパー多用途2 主な使用方法】
- 5~10分置いてから貼り付ける
- 数時間で実用強度、24時間で完全硬化
接着作業は範囲が大きいですが乾燥時間にゆとりがあるので、慌てずに作業できるのもいいですね。
メッシュをバンパーに合わせて接着させたら、残したツメとメッシュをインシュロックで結合させておきましょう。
ツメの数が多いので接着面が少なく、接着剤だけでは不安ですね!
肝心の温度センサー取り付けなのですが、同様にインシュロックで上手く固定しましょう。
バンパー取り付け時にアタリが無いように、場所を選んで取り付けて下さい。
しばらく放置後、手で引っ張って確認!
1時間程放置していると(気温20℃前後)、しっかりと接着されていました。
アタリや気になる部分をカットして整えて、仕上げになりますね。
バンパーを組付けて、完成ですね!
まとめ
繰り返し自己満足ですが、イイ感じでしょ!
グリル関係のメッシュ化は思った以上に印象を変えましたし、外観を大きく変化させるわけではないので効果的なドレスアップカスタムでしょう。
バンパー取り外しなどクリアすれば、そこまで難しい作業ではないのでおすすめのカスタムですね。
【グリルメッシュ化カスタムの主な手順】
- バンパーの取り外し(車種によって)
- 純正グリルの取り外し
- メッシュ(金網)の加工
- メッシュグリルの圧着、固定(接着剤、インシュロック等)
- バンパー組付け(車種によって)
ラジエーター等、エンジン機関への悪影響は?
メッシュグリル化するとどうしても純正グリルよりは対候性が弱く、飛び石や雨水の悪影響も心配されます。
交換して2カ月程経ちますが、悪影響はありません!
メッシュ(金網)の素材や網目の大きさ密度を調整して、対策すれば大丈夫でしょう。
そのために”純正もどし”も視野に入れた加工が、良いのではないでしょうか。
ドレスアップカスタムは、機器類の保護も念頭において楽しみたいですね。
それではまた次回!!
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