すると、所要時間は約30分!コーディングが、”簡単で身近なモノ”になりました
こんにちは、コプリンです。
前回記事で無事インストール完了のはずだった、「ユニオンジャックテール」なのですが。
ぴろーんと、球切れ警告灯が点灯してしまいました!
こんな事もあろうかと準備していたのが、この”コーディングツールアプリ”です。
「BimmerCode」、BMWやMINIに特化した”コーディングアプリ”ですね。
対応車種は、トヨタスープラを含め多岐に渡りますので詳細は割愛します。
MINIでは、残念ながら第一世代R系MINIに非対応なんですね。
この「BimmerCode」は簡単にコーディング作業できるツールなのですが(取り扱い詳細は後述)、インストールから球切れ警告灯消去まで約30分で完了してしまう優秀さ。
インストールからコーディング作業含め、約30分後には!
難しい作業や知識も必要なく、無事に球切れ警告灯の消去できてしまうんですよ。
昨今のデバイス、それに伴うアプリケーションの進化には驚かされますね。
クルマのコーディング作業も、身近なモノになってきました!
【一方でOBD2端子、コーディングツールに懐疑的意見も】
「BimmerCode」推奨のアダプタユニットはコレ!
「BimmerCode」の使用方法は他の診断機と同様に、”OBD2端子”に接続して使用するのでアダプタユニットが必要になってきます。
わたしが、使用したアダプタユニットはコレ!
R系第一世代(~2007年) | R系第二世代(2008年∼) | F系MINI以降∼ |
× | 〇 | 〇 |
BimmerCode公式も推奨しているアダプタで、Bluetooth接続タイプの中では低価格なのが売りでしょう。
第2世代R系MINIの2008年以降製造車に使用可能で、F系MINIから現行車まで対応するバランスの良い端子ですね。
MINI乗りにおススメの、アダプタユニットです!
R系第一世代(~2007年) | R系第二世代(2008年∼) | F系MINI以降∼ |
〇 ※ | 〇 | 〇 |
※ R系第一世代MINI(∼2007年)に関して、”BimmerCodeが非対応”です。
R系第一世代(~2007年) | R系第二世代(2008年∼) | F系MINI以降∼ |
× | × | 〇 |
リンク内しっかりと確認して、好みのアダプタを選んで下さい!
BMW、MINIに対応!「BimmerCode」を使ってテールランプ交換後の”フラッシングや警告灯”に対処する方法
「BimmerCodeアプリ」はPC版とスマートフォン(iOS、Android)で使用できますが、今記事ではiOSでのインストールと接続方法を中心に紹介しますね。
Android版も補足しますが、操作方法はほぼ同じです!
BimmerCodeインストール方法
iOSの方は「App Store」で”BimmerCode for~”をダウンロード(ダウンロード時は無料)、”BimmerLink for~”は関連アプリ(故障診断機等)ですが間違わない様にして下さいね。
※ 「BimmerLink」については今後記事にしますので、お待ちください。
Androidの方は、「Google Playストア」で同様の手順でダウンロードしましょう。
他のアプリと同様ですね、ホーム画面に追加されます!
スマホに”コーディングツール”がインストールされるのですから、本当に便利ですよね。
コーディングするには、アップグレードが必須です!
ホーム画面下の”カートアイコン”をタップするとフルバージョンの購入画面に移行するので、赤○部分7,000円をタップでアップグレードします。
”7,000円が高額”かどうかは今後のコーディング作業次第、例えば今回作業する”球切れ警告灯消去コーディングだけ”のためならショップ等で依頼した方がお得ですね。
BimmerCodeの費用対効果は、下記”まとめ”で検証します!
【エキスパートモードについて】
インストールは、他の課金制アプリと同じ要領で完了です!
BimmerCode接続方法
BimmerCodeは接続も簡単なのですが、電波環境設定は慎重に行いましょう。
混線でのコーディング中断には、注意です!
車両 → アダプタ端子との接続
エンジンはかけずに、「イグニッションON」状態にします。
MINI R56の場合は、”ブレーキを踏まずに”エンジンスタートボタンを押しましょう。
公式マニュアルでは”オーディオやエアコンもOFF”とありますが、わたしの場合(MINI R56前期クーパーS)はそのままでもコーディングできました。
※ BMW MINI F型以降のiDrive搭載車両は、CarPray共にOFF設定が推奨されています。
お手持ちのアダプタを、準備して下さい。
わたしの場合は、「VEEPEAK OBDCheck BLE+」になりますね。
車両のOBD2端子に、アダプタを接続しましょう。
MINI R56の場合は、赤↑部分運転席側ヒューズボックス上にOBD2端子があります。
「VEEPEAK OBDCheck BLE+」の場合は、赤○部分が点灯する仕様になっています。
しっかりと差し込んで、点灯すれば車両OBD2とアダプタの接続完了ですね。
アダプタ端子 → デバイス(iOS、Android)との接続
デバイス側の設定は、ホームセンターより赤○部分の設定を必ず行いましょう。
【デバイス側の設定方法】
- 機内モード 有効
- Bluetooth ON (Androidはペアリングが必要)
- Wi-Fi OFF
例えば電話がかかってくるとコーディングは中断されてしまいますから、「機内モード有効、Wi-Fi OFF設定」は必須です。
アダプタとの接続がBluetooth方式なので、Bluetoothは切断しないようにしましょう。
デバイスが他の機器とBluetooth接続しない様に、”他の機器とのBluetooth接続を無効に設定”しましょう。
赤○部分”接続”をタップすると、OBD2端子アダプタと接続が開始します。
「アダプタ選択画面」に移行しますので、お手持ちのアダプタを選択しましょう。
わたしの場合は”Veepeak OBDCheck BLE/BLE+”をタップして、画面右下の”接続”をタップするとアダプタと接続されます。
「車両選択画面」に移行するので当該車両を選択、この場合では赤○部分「MINI」を選択して”接続”をタップしましょう。
デバイスと、車両ECUとの接続が開始されます。
デバイス、車両側ともに余計な操作はしないで待ちましょう。
「ECU画面」が表示されて、接続完了ですね!
通信と接続速度について
Bluetooth接続機器でよく課題になるのが、通信スピードですよね。
勿論通信環境に依存するのでしょうが、この時は30秒弱で車両OBD2との接続は完了しました。
上写真は”球切れ警告灯消去”コーディング時の所要時間ですが、決して速いとは言いませんが苦になるほどではありません。
通信や接続スピードは、優秀でしょう!
「BimmerCode」でMINIのコーディングをやってみよう
【BimmerCode LED交換後コーディング方法概要】
表示画面 | 選択項目 | 操作 |
ECU | フットウェルモジュール | そのままタップ ↓ |
フットウェルモジュール | 該当するライトを複数 | タップ後、有効 ↓ |
フットウェルモジュール | 右上の”コード” | そのままタップ ↓ |
コーディング開始 → 完了 | ー | ー |
基本的にはこれだけ、簡単ですね!
コーディング作業操作は非常に簡単なのですが、自動車(BMW)の専門用語は難しいですね、ひとつずつ見て行きましょう。
フラッシング、球切れ警告灯対策のコーディング方法
接続をして最初の画面、「ECU画面」で”フットウェルモジュール”をタップして下さい。
「フットウェルモジュール画面」では、各種ライトのLED交換設定が行えます。
今回はテールライトの交換になりますから、該当ライトをチェックしていきましょう。
テールランプの、デフォルト設定値画面です。
※年式や修理歴、コーディング歴によって表示が異なる場合があります。
LED交換に対して赤線「未割り当て値」、「有効」とそれぞれ設定していきましょう。
例えば、「アウターテールライト」を選択してみましょう。
デフォルトで「未割り当て値」だったものを、「有効」に書き換えます。
【アウター、インナーテールライトの名称について】
この要領で、今回書き換えた内容はこちら!
【ユニオンジャックテールLED化で必要なコーディング】
LED 交換 ライト部分 | デフォルト | 書き換え設定 |
アウターテールライト | 未割り当て値 → | 有効 |
インナーテールライト | 有効 → | 有効 |
ブレーキライト | 未割り当て値 → | 有効 |
ダイナミックブレーキライト | 有効 → | 有効 |
リアフォグライト | 未割り当て値 → | 未割り当て値 |
バックアップライト(リバース) | 未割り当て値 → | 有効 |
リアターンインジゲーター | 未割り当て値 → | 有効 |
フットウェルモジュールのテールライト部分を書き換えるわけですが「リアフォグライト」のみ”未割り当て値”で、後は全て”有効”に書き換えます。
「フットウェルモジュール画面」右上の”コード”をタップして、コーディング開始です。
上記しましたが、約1分20秒でコーディングは完了しました。
お疲れ様です、コーディング作業は完了ですね!
コーディング後の切断、点検方法
しっかりとコーディングできたか?チェックしましょう!
コーディング完了を確認して、「BimmerCodeを切断」していきましょう。
コーディングが終了すると「ECU画面」に戻るので、そこで赤○部分”切断”をタップしましょう。
すると「ホーム画面」にもどりますので、アプリを閉じで下さい。
OBD2端子からアダプタを抜き取ったら、切断は完了です。
エンジンをかけると、もう”球切れ警告灯”は消去されています。
コーディングした各種ライトの点灯確認をして、作業完了ですね。
警告灯も消えて、スッキリ!
「BimmerCode」気になるバックアップについて
上記した「コーディング作業のリスク」はありますが、BimmerCodeの優秀な部分のひとつに”バックアップ機能”があげられると思います。
赤○部分、バックアップをタップすると..
フォルダにはコーディングした日時が記されていて、コーディング前のデータが残っていました。
要するにコーディングと同時に(前に)、バックアップデータを取得しているようですね。
このシステムならコーディングに失敗(中断)しても、”遡ってアップロード”すれば基本的には問題がありません。
例えば”車検戻し”等でパーツを元に戻しても、遡ってアップロードすれば良いわけです。
予期せぬトラブルはあるでしょうが、通信環境設定をしっかりと行えば”大事になる可能性は低い”と思いました。
※ あくまで私感での意見ですので、自己責任での作業はよろしくお願いします。
まとめ
テールランプも良い感じで、万々歳なのですが..
「BimmerCode」はお得なのか?
上述しましたが、”球切れ警告灯消去のみ”でのBimmerCode導入はおすすめしません。
【コーディング料金比較からBimmerCodeの必要性検証】
一般的なショップでのコーディング料金 | 1件 約3,000円~4,000円 |
BimmerCode | コネクタ約6,000円~10,000円+アプリ7,000円 |
※2024年5月現在の価格表示です。
ざっくり計算して、「コーディング作業を4∼5件施工して元が取れる」といったところでしょうか。
正直言って費用対効果的には、微妙と言えますね..
わたしの場合コネクタ購入の本命が「BimmerLink」にあったため、購入にはためらいはありませんでした。
ですが特にR系MINIではできるコーディングの種類が少ないので、元は取れますがお得感は少ないですね。
新型MINIに移行するに比例してコーディング内容も充実していますので、F型以降のMINIユーザーにはおすすめできます。
【BimmerCodeをおススメするユーザーは?】
- F型以降のMINIユーザー全般
- 細かなコーディング設定に興味のある方
- BimmerLink導入を検討している方
わたしもまだ興味のあるコーディングがありますので、その時はまた記事紹介しますね。
なにせ、元は取りたいものです!
それではまた次回!!
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