車のエアフィルターの洗浄は大切です!
こんにちは、コプリンです。
クルマのチューンアップ系カスタムの入り口として、「吸排気系の交換」があげられるでしょう。
その中でも、お手軽で体感レベルの効果アリ!
エアフィルター(クリーナー)交換は、人気のカスタムですよね。
皆さんの愛車にはそれぞれの個性や特性がありますし、昨今のエンジンは複雑なECU制御がされていますから狙い通りのチューニング効果が得られるとは言えませんが、それ相応の効果は感じられると思います。
高性能エアクリーナー(湿式コットン素材)の特性
- 吸気効率が良い
- オイル塗布によるフィルター効果
- 洗浄で再利用ができるため高寿命
※ペーパー素材やスポンジ製のエアクリーナーにも、優れた性能のエアクリーナーはあるのでしょうが「洗浄しての再利用」には向かないので除外しています。
そんな中でおススメしたい「K&Nメンテナンスキット」は、洗浄とオイル塗布によるフィルターろ過機能両方を担保します。
後に述べますが洗浄力も優秀で、何より「湿式エアクリーナー」専用クリーナーと塗布オイルなので安心して使用できますね!
結論から言いますと、
条件が合えば他社製品にも利用可能でしょう!
※あくまでわたし個人の見解です。エアクリーナーの洗浄は、各メーカーごとの専用クリーナーを使用する事が推奨されています。
「K&Nメンテナンスキット」の使用条件
- 湿式エアクリーナーである事
- フィルター素材がコットン製である事
後にも紹介しますが、NMエンジニアリング製エアクリは洗浄後も絶好調ですよ!
断定はできませんが基本的な素材や原理は同じなので、他社製エアクリーナーに「K&Nメンテナンスキット」を使用しても大きな不具合は無いと思われます。
最大のデメリットは「乾燥時間に時間がかかる事」への対処方法
湿式エアクリーナーのデメリットのひとつは、”エアクリーナー洗浄中はクルマが動かせない”事でしょう。
- クルマを1日程度使用しない時に洗浄する
- エアクリーナーを2つ以上持っておく
決定的な対策ではありませんが..
外出予定のない日がおススメ!
【今回のエアクリ洗浄での気温環境と乾燥時間】
エアクリーナータイプ(メーカー) | 気温 | 乾燥時間 |
純正交換タイプエアクリーナー(K&N製) | 20度前後 | 12時間 |
むき出しタイプエアクリーナー(NMエンジニアリング製) | 22度前後 | 20時間 |
※個体差や季節、気温での乾燥時間の変化は大きいでしょう。あくまで目安にして下さいね。
むき出しタイプエアクリーナー(NMエンジニアリング製)の方が、大幅に乾燥時間を要しました。
単純に、
フィルターの厚みが原因でしょう!
エアクリーナーの”素材の厚みも考慮”して、エアクリ洗浄をスケジュール計画すれば問題ないですね。
エアクリーナー洗浄で準備するモノ
- 洗車用バケツ
- シャワーヘッド(水道)
- エアクリーナー洗浄液
- ブラシ
- エアクリーナー塗布オイル
エアクリーナーを取り外す際の工具は、
それぞれに準備してくださいね!
純正交換タイプ(K&N製)エアクリーナーの洗浄方法
【K&Nエアクリーナーの使用状況】
走行距離 | 使用頻度 | |
K&Nエアクリーナー(純正タイプ) | 約10,000㎞ | 1年程度 |
基本的には、簡単な作業になります!
洗剤で洗う → | 乾燥 → | ろ過オイルを塗布 |
エアクリーナーの取り外し(純正交換タイプ)
エアクリーナーの取り外し方法はクルマによって違いますが、概ね簡単にできるでしょう。車両から取り外して下さい。
MINI乗りのアナタには、ご参考までに!
ブラシや指で大きなゴミを取り除く
赤○部分のような目に見て大きなゴミは、ブラシや指で取り除いてしまいます。水洗する前の方が、簡単に清掃できるでしょう。
毛の柔らかいブラシを使用して、
エアクリーナー繊維を傷めないように!
エアクリーナーに洗浄液を塗布する
エアクリーナーに洗浄液を振りかけていくのですが、バケツなど受けがあれば作業性があがります。
汚水も出ますからね、
後片付けも楽ですから!
エアクリーナー全体に、まんべんなくスプレーしましょう。
そして30分程度放置して、汚れが浮き上がるのを待ちます。
洗浄したエアクリーナーを水ですすぐ
水ですすぐ時は水流の方向が決まってますので、エアクリーナーの裏表を意識しましょう。
青→面が表(外気側)で、赤→面が裏(エンジン側)です。
すすぎは赤→面方向からシャワーして、水洗していきます。
もうひとつの注意点が、水の勢いです。水圧が強いと、エアクリーナーの繊維をいためてしまう恐れがあるようで。
必ず弱い水圧ですすいでね!
【エアクリーナーの洗浄液をすすぐ時の注意点】
- 裏面(エンジン側)から水をシャワーする
- 弱い水圧で繊維を傷めないようにすすぐ
車の使用状況やエアクリーナーの洗浄頻度にもよるのでしょうが、1回目のすすぎではろ過オイルが落ちてくる程度でしょう。
洗浄液を塗布→30分放置→水ですすぐを2~3回くり返す
上記写真は、3回目洗浄後のすすいだ水です。
少し油分が浮いてますが、ほぼ汚れはありませんので水洗浄は終了にしました。みなさんの車の使用状況によりますが、2~3回は洗浄した方が良さそうですね。
湿式エアクリーナーの洗浄の手間は、
間違いないようです..
日陰干しで乾燥する
少しでも時短にと、
ショップタオル等で水気をとりましょう!
乾燥時間は12時間程度(季節や気温で変化)かかりますから少しでも時短したいものでが、日陰干しでのんびり待ちましょう。
オイル塗布方法
翌日になりましたが、乾燥済のエアフィルターです。
手で触れてみて、湿気がなければOKでしょう。
(K&Nエアクリーナーの場合12時間経過)
ろ過オイルを塗布する
K&Nエアフィルターオイルを準備しましょう。
オイル塗布もフィルター全体に、まんべんなくスプレーするようにふりかけます。
塗布時にオイルが垂れたり多すぎるのも良くないので、1度に塗りきるのではなく数回に分けて薄くスプレーした方が無難ですね。
スプレー塗装の要領です。
ムラなく数回に分けて塗布してね!
もうひとつの注意点は、塗布オイルは下へと染み込んでいきます。立てかけたエアフィルターの上部からスプレーして、均一に塗布しましょう。
エアフィルターオイルは塗布面を選びませんから、表裏両面にスプレーしていきます。
全体に塗布できたら5~10分程度置いてオイルを馴染ませて、ラバー部分の余分なオイルを拭き取って完成です。
塗りムラをしっかりと確認して、
エアクリボックスに戻してね!
むき出しタイプ(NMエンジニアリング製)エアクリーナーの洗浄方法
エアクリーナーの形状が違うだけですので、メンテナンス方法は基本的には同様になります。順を追って違いのある部分を、ピックアップして紹介しますね。
走行距離 | 使用頻度 | |
NMエンジニアリングエアクリーナー | 約10,000㎞ | 1年程度 |
エアクリーナーの取り外し(むき出しタイプ)
まずはホースバンドをゆるめて、エアクリーナーのフィルター部分を取り外しましょう。
今記事で紹介するエアクリーナーはNMエンジニアリング製のモノですが、他社製品も似た機構になっているでしょう。
【BMW MINI むき出しタイプエアクリーナー取り外しの記事】
エアクリーナー(むき出しタイプ)洗浄過程
①
②
【洗浄方法が同様な部分】
- ブラシや指で大きなゴミを取り除く
- エアクリーナーに洗浄液を塗布する
上記写真の通り、
ほぼ同様の作業工程ですので割愛しますね!
洗浄したエアクリーナーを水ですすぐ
わたしが少し迷ったので、参考程度に!
形が筒状になってますので裏表の表現は難しいですが、空気の流れを考えましょう。
青→方向から外気を吸気して、赤→方向からエンジン側に空気が流れます。
水ですすぐのは、円筒の内側からですね。
円を描くようにすすぎましょう。
日陰干しで乾燥する
形状とフィルターの厚みが原因でしょう。
乾燥に時間がかかります!
純正交換タイプ(K&Nエアクリーナー)の、倍近い乾燥時間がかかりました。
(気温22℃で約20時間)
時間に余裕を持って、
エアクリ洗浄して下さいね!
洗浄液を塗布→30分放置→水ですすぐを2~3回以上くり返す
汚れがつきやすくなります!
1番重要な違いでしょう!
むき出しタイプエアクリーナー(NMエンジニアリング製)を洗浄して最初にすすいだ時の汚水ですが、酷く白濁してますよね。
原因を考えたのですが、
恐らくコンパウンドの拭き残しです..
【むき出しタイプのエアクリーナーは早めの洗浄を!】
むき出しタイプのエアクリーナーの洗浄は、お早めに!
オイル塗布方法
フィルターオイルの塗布も、
基本的には同じ要領ですね!
純正交換タイプと同様に均一にスプレーしますが、形状的に下に垂れ下がるオイルが多くなるのでそれを踏まえて塗布しましょう。
同じく、
塗りムラがないのを確認して!
オイル垂れが多くなる分、ホースまわりの拭き取りはしっかりして下さいね。
元通りに組み上げれば、完成ですよ!
クリーニングの効果と特徴は?洗浄後のエアクリーナーのフィーリング
当たり前のことですがエンジンフラッシング等と同様に、「クリーニングして本来の機能や性能を取り戻す」事が目的ですからね。
”純正交換タイプ(K&N製)だから洗浄効果が良いといった事”ではありません。
汚れがひどい → | 吸気効率が下がる → | 洗浄 → | 本来のエンジン(吸気)性能 |
と言えるでしょう。
しかし今記事では偶然ですが「コンパウンドによる大きな汚れ(目詰まり)」があったため、それぞれのエアクリーナーの特性も感じられたので”洗浄後のエンジンフィーリングの比較”をしてみました。
純正交換タイプ(K&N製)エアクリーナー
外気に直接触れない様BOX内にフィルターがありますから当然ですが、相対的には汚れにくいですから洗浄する頻度も少なくてすみます。
汚れが少なかったためでしょう、
洗浄後の効果はあまり感じませんでした!
むき出しタイプ(NMエンジニアリング製)エアクリーナー
逆にむき出しタイプエアクリーナーですが、当然汚れやすくなりますね。小まめな洗浄が、必要になるでしょう。
日々の、汚れチェックも大切になります。
汚れが酷かっただけですが..
洗浄効果はバツグンでした!
まとめ
エアクリーナーはクルマの性能維持には、重要なパーツになります。
定期的な点検、洗浄や交換をすれば愛車の性能を最大限に発揮できますね。
エアクリ洗浄は、重要なメンテナンスです!
エアクリーナー洗浄でわかった事は?
- エアクリ洗浄の手間は乾燥時間の長さ
- 剥き出しタイプのエアクリーナーは汚れやすい
- 過度な洗浄は(汚れていないのに)必要ない
- 汚れが酷い(目詰まり)とエンジン(吸気)性能はダウンする
以上項目が、大きなトピックだと感じました。
この記事を参考にして是非、エアクリーナー洗浄をやってみて下さいね。
それではまた次回!!
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