Fバンパー取り外しで「整備とカスタム」の幅が広がる!
こんにちは、コプリンです。
例えばあなたが整備工場にMINIを預けたら、大抵はこんな感じになってませんか?
確かに、よく見る光景ですね!
バンパーを降ろせば各パーツにアクセスしやすくなりますから、様々なメンテナンスに必要な作業です。
MINIのDIY整備カスタム勢必須。バンパー外して、色んなメンテやカスタムを楽しみましょう!
取り外し時に、一番大切なこと
Fバンパーの取り外し自体は、”慌てずに手順を踏めば”多くの人ができる簡単な作業だと思います。
しかしメンテやカスタムをしていて思うのは、「時間と場所」の大切さです。Fバンパーを外せば長時間のメンテにもなりますから、余計に気を付けたいですね。
安全性担保にも重要な事ですから、「時間と場所」の確保をしてしっかりと準備しましょう。
それでは、フロントバンパーを外していきましょう!
BMW MINI フロントバンパーの外し方です
上でも述べている通り「フロントバンパー取り外し」は、”しっかりと手順を踏めば”そこまで難しいものではありません。
しかしある程度の工具類は、必要になってきます。
使用工具も多いですし、”各工程毎に最低限だけ”紹介しますので準備して下さいね。
工程は多いけど、大概はこのセットで事足りる!
お得な価格で、使い勝手よし!
ジャッキアップ後、タイヤを外しましょう
【使用工具類】
- ジャッキ
- リジットラック
- 十字レンチ(柄の長いもので代用OK)
- 17㎜ソケット
他にも輪留め等、環境に応じて工具は使用してね!
取り外し手順
他のクルマと変わりなく、一般的な方法でタイヤを外して下さいね。
詳しくは、こちらの記事から!
フロントグリルを取り外しましょう
【使用工具類】
- 養生テープ
- クリップクランプツール
取り外し手順
赤○部分4カ所にとまっているクリップを、抜き取って下さい。
あとはグリルを手前に引き出して外すのですがをの際、バンパーをキズつけない様にしましょう。
しっかりと養生する事を、おすすめします!
下準備完了、といったところですね!
合間に休憩も入れながら、ゆとりを持って作業しましょう。
ホイールスペースまわりの外し方です
MINIのインナーカバーは、不織布でできています。
砂埃などを大量に含んでいますから、マスクに汚れてもいい服装で作業して下さいね。
インナーカバーを外しましょう
フロントバンパーの取り外しだけなら、インナーカバーは1/3程度取り外せば作業できます。
必要以上にパーツを取り外さない事で、作業効率をあげましょう。
【使用工具類】
- ドライバー
- クリップクランプツール
取り外し手順
インナーカバーは写真○部分、4つのクリップでとまっています。
青○部分は、クリップクランプツールで引き抜きましょう。
残りの赤○部分3か所は、クリップがプラスネジになってますからドライバーで取り外してくださいね。
ビスやクリップを複数種類多く外す作業では、作業中の因数管理が大切ですね。
取り付け時に困らないように、赤○のクリップの形が違う事を把握しておきましょう。
クリップ4つを取り外したら、インナーカバーがずらせるようになります。
ブレーキディスクまでめくって固定しておくと、作業しやすくなるでしょう。
フォグランプ、ポジションランプコネクターを外しましょう
❶がポジションランプコネクターで、❷がフォグランプコネクターになるのですが。
【カプラーは固着している場合が多い】
道具は上手く使いたいですね。
わたしは30分ほど苦闘してました..
【使用工具類】
- エーモン カプラーはずし
※今回の作業では、使用できませんでした。
取り外し手順
運転席側と助手席側で形状と取り外すカプラーが違うので、それぞれに見て行きましょう。
「運転席側の取り外し方法」
上記写真のとおり、ポジションランプとフォグランプのカプラーはどちらも共通です。
フォグランプのカプラーは赤→方向に指ではさみながら、青→方向に抜き取りましょう。
次にポジションランプのカプラーですが赤→方向上から押さえながら、青→方向手前に引っ張って抜き取りましょう。
運転席側だけについているのが、温度計センサーユニットです。
小さなパーツですから、見逃さず忘れずに抜き取りましょう。
温度計センサー本体はFバンパーにありますから、カプラーだけ抜き取ります。
断線は禁物ですから、カプラーの抜き取り確認もしっかりと!
「助手席側の取り外し方法」
運転席側と大きな違いがあって、赤→リザーバータンクが各種コネクターを覆っているんですね。
これが邪魔で、作業性を悪くするんです..
❶のポジションランプのカプラーは比較的楽に抜けたのですが、❷のフォグランプのカプラーが指も入りずらいしなかなか抜けてくれません。
ここで、アイデア商品の登場です!
親指にはめてカプラーをつまんで使うだけなんですが、先端の突起がいい働きをして力を入れずともカプラーは抜けてくれるんです。
フライヤータイプのカプラー外しは多くありますが、大きすぎてクルマ作業にはあまり向きませんからね。
助手席側のコネクターは2か所だけですから、同様にチェックして完了です。
フェンダーモールを外しましょう
フェンダーモールは、一部取り外しでOKです!
【使用工具類】
- 養生テープ
- クリップクランプツール
取り外し手順
❶、❷と2か所のクリップのみ取り外します。
ここでもクリップの形状が違いますので、把握しておいて下さいね。
車体外側にまわって作業しますが、フェンダーモールは赤○部分3か所にツメでささって固定されています。
フェンダーモール全体を外して作業した方がFバンパーをキズつけにくいのですが、モールを固定している他のクリップが破損しやすくなるんですね。
フェンダーモールの取り付けクリップを準備されているなら、全て取り外して作業する事をおすすめします。
わたしはクリップ持ってなかったので、端折って作業!
破損を防ぐためにしっかりと養生して、ゆっくりと作業しましょう。
モール下部を青→方向に引っ張って抜き取ってから、赤→方向に持ち上げるようにしてフェンダーモールを一部取り外します。
左右両側くれぐれもゆっくりと、作業してくださいね!
バンパーまわりのビス、クリップの取り外し方法
ここまでくれば、終わったも同然です。
あとはバンパーをキズつけないように、やはりゆっくりと作業して下さい。
バンパー下部のクリップを外しましょう
低い位置での作業ですが、内容は簡単ですよ!
【使用工具類】
- トルクスレンチ(T-20)
- クリップクランプツール
- バンパー保護資材(厚手の段ボールを使用)
取り外し手順
バンパーの下に保護目的で、段ボールなどを敷いておきましょう。
赤○部分がトルクス(T-20)で、青○部分は丸頭のクリップ計4ヵ所でとまっています。
各工具を使って、取り外していきます。
クリップは固くとまってますが、ゆっくり作業すれば問題なくとれるでしょう。
バンパー上部のビスを外しましょう
Fバンパー取り外し、最後の工程になります!
【使用工具類】
- トルクスレンチ(T-25)
取り外し手順
左右両側フェンダーモールをめくると、赤○部分にトルクスビス(T-25)が隠れています。
クリアランスがないので、小さなソケットで作業してくださいね。
残る2か所のビスはFバンパー上部、フレームと結合されています。
固定されているのはこの箇所だけになっているので、Fバンパーが滑落しないように注意ですね。
こちらもトルクスレンチ(T-25)、で取り外しましょう。
フレームに乗ったFバンパーを両手で支えて、手前にゆっくりと引き出します。
Fバンパーは樹脂製で、驚くほど軽かったです!
取り外しは完了、ひとまずはお疲れ様でした。
一息ついて本整備にカスタム、始めましょう。
BMW MINIのフロントバンパーの取り付け方法
本作業は終わりました?
わたしの場合は、フォグランプとロアグリルをちょろっと仕様変更しました。
※後日、記事投稿しますね。
そこでFバンパーを元通りに取り付けていくのですが、ビスが多くパーツもおり重なってついてるので少し”順序とコツ”を感じたので共有しますね。
わたしが手際悪く、何度か取って外してを繰り返した結果を手順にしましたから。
ある程度の信ぴょう性は、あると思いますよ..
上部ビスで軽く固定後、フォグランプとポジションランプのチェック
最初は、電飾系の通電チェックですね。
フロントバンパーが滑落しないように、上部ビスだけ固定すればOKです。
各種カプラー(フォグランプ、ポジションランプ、温度計センサー)を、しっかりと接続しましょう。
計器を作動して、機能が正常に働くかを確認します。
メーターの反応をチェックしまして、
点灯の確認をチェックします。
【カプラー外したら、電装系のチェックは最初に!】
温度計センサーのチェック(タコメーター表示)も、忘れずにね!
フェンダーモール内ビスを固定後、フェンダーモールを取り付ける
動作確認をクリアすればひと安心ですから、ていねいに組み上げていきましょう。
Fバンパー横(フェンダーモール内)の、ビスを固定します。
フェンダーモールを、先に組み上げてしまいましょう。
フェンダーモールは一部しか外してないので、取り付けもシビアです。
フロントバンパーをしっかりと固定する前の多少遊びがある内に、フェンダーモールを固定した方が取り付けが楽になりますよ。
フロントバンパー下部のクリップを固定する
この作業中でもFバンパーは多少動きますので、調整しながらクリップを刺していきます。
両端のクリップが刺されば、後はしっかりと固定するだけです。
もうFバンパーは固定されたので、ひと安心です!
フロントグリル取り付ける
くれぐれもバンパーに、キズがつかないようにね!
インナーカバー装着後、タイヤを取り付ける
インナーカバーのクリップはドライバーで回すと空転しやすいですから、押し込みながらゆっくり回わしましょう。
タイヤを取り付けて、ホイールボルトを締めましょう。
タイヤ着地後、増し締めとトルク管理を忘れずに。
リジットラックを抜いて、ジャッキで車体を着地させれば完了です。
お疲れ様でした、Fバンパーの脱着完了ですね!
まとめ
どうでしたか、意外と簡単にできそうでしょ?
スマホやタブレット片手にこの記事読みながら、フロントバンパー脱着に挑戦して下さいね。
その中でも、特に感じた”コツと難しかった事”をまとめました。
フロントバンパー脱着時のコツ
- 時間にゆとりをもって、のんびり作業する
- 工具を適切に使用する
- 取り外したビスやクリップの因数管理
- 取り外すパーツを明確にして、効率よく作業する
- 各パーツ破損や紛失に注意して、無理しない事としっかり養生をする
あまり具体的コツではありませんが、作業工程が長くなるほどに気を付けなければならない事だと思います。
仕事では無く急かされることはありませんから、楽しみながら作業したいものですね。
難しかったところのまとめ
- 各コネクターユニットは、「カプラーはずし」等使用して外す
- フェンダーモール一部取り外す方法なら、丁寧に作業する
- 作業工程を明確にして、2度手間を無くす
重複する部分もありますが、作業自体はさほど難しいものではありませんよね。
とにかく、カプラーが外れない!
カプラーの固着はどんな作業をするにしても、頭に入れといた方が良いですね。
【固着したパーツに便利なアイテムについて】
便利な工具や薬剤は、利用しましょうね!
長い記事になってしまいましたが、読んでくれてありがとうございます。
今後も”誰でもできるように作業を詳しく解説”していきますので、参考にして下さい。
それではまた次回!!
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