最初に、ジャッキアップ方法の注意点
こんにちは、コプリンです。
MINIに限らず車をDIY整備していれば、ジャッキアップ作業が必要になってきますよね。
- Fkstyle フロアジャッキ
- エマーソン リジットラック
1番の問題は「安全な作業スペースの確保」だと思われますが、今は”レンタルスペース”などもありますから活用するのも良いでしょう。
作業スペースを確保したら、安全第一を心掛けて!
【”車のジャッキアップ作業全般”の注意点】
- 平坦で安定した場所で作業する。
- サイドブレーキをかける。
- 適切なギア(ATはパーキング、MTはリバース)を選択する。
- 適切に輪止めをする。(後輪をジャッキアップする場合、対角線上の前輪に等)
- 適切なジャッキ(荷重や高さ)を使用して、説明書通りに作業する。
- 説明書にあるジャッキアップポイントで上げる。
- 作業中はリジットラック(ウマ)を使って固定する。
- 外したタイヤを車体の下に設置する。
プロの整備士でもけがなど、作業事故は良く聞きます。
わたしたち素人DIY勢は設備も整っていませんし、より一層の注意を払って作業に取り組みましょうね。
以上を念頭に、作業開始です!
BMW MINIの「ジャッキアップポイントとリジットラックをかける場所」紹介です
作業の前に、各ポイントを把握します!
【ジャッキアップポイント フロントタイヤ側】
ちょうどAピラーの真下、赤↓部分にポイントがあります。
車の下をのぞけば、赤○部分にジャッキアップポイントが見えますね。
BMW車は、共通の形状をしています。
【ジャッキアップポイント リアタイア側】
リア側はドアノブとリアフェンダーの中間付近、赤↓部分にあります。
形状は同様で、左右計4カ所にジャッキアップポイントがあります。
BMW共通のジャッキアップポイント形状は、赤↑部分にくぼみがあって専用アダプターをジャッキに取り付けて持ち上げると接地面積が増えて安定感が増します。
低価格で安全度がかなり向上、是非使いましょう!
【リジットラックをかける場所 フロント側】
フロントフェンダーの付け根付近で、車体下を覗き込みます。
赤○部分、エンジンフレームにくぼみが見えますね。
強度が高く、左右対称にあって安定感のある場所を選びました。
リジットラックの溝にもちょうど良く収まり安定、作業性も良い場所ですよ。
【リジットラックをかける場所 リア側】
リア側は少し悩みましたが、ジャッキアップポイントにかけています。
MINIはホイールベースが短く剛性も高いのでしょう、フロント側をジャッキアップすればリアタイヤも上がります。
ですので片側2輪のジャッキアップ作業の時など、一度の工程でできて手間も省けますしね。
リア側のジャッキアップポイントは、フロントと比べるとタイヤからの距離がありますから作業性も問題ありません。
ジャッキの選定とおすすめ商品
作業性や安定感も重要な機能ですが、「耐荷重と最低位」をクリアしないとそもそも使用できません。
選定基準は「耐荷重と最低位」に重きを置いて下さい。
耐荷重は安全マージン込み「2t以上」がおススメ!
BMW MINIの車重は各世代で異なり(約1,100~1,400㎏)ですが、積載荷物や後付けパーツ類でいくらか重量が増えているでしょう。
安全策の、耐荷重2t以上のジャッキで!
あなたのMINIカスタムにあった「最低位」を!
最低位というのは、ジャッキを一番下げた状態の高さです。
あなたの”MINIのジャッキアップポイントまでの高さ以下”でないと、ジャッキを車の下に入れることができません。
ジャッキには「ローダウン車用」という種類もあり、高さも考慮されて販売されています。
一度計測してから、ジャッキを購入するのが賢明ですね。
※スロープを使用して高さをかせぐ方法もありますが、ここでは割愛しますね。
おすすめのジャッキを紹介!
わたしの使用しているジャッキは、こちらです!
「耐荷重2,5t、最低位85㎜」と比較的小ぶりで軽量なので、収納を考えると家庭用フロアジャッキには良い商品だと思います。
価格が安いのも、魅力的ですね!
しかし一長一短といいますか、他の大き目のジャッキと比べる作業性はやや劣るかと思います。
とにかく油圧の送りが、少なく感じるんですね。
レバーを上下運動させて上げていくのですが回数が増えて、疲れるし時間もかかるんですよね。
小ぶりなのが原因で、やや安心感にかける部分もあります。
作業性重視の方は、こちらがおススメ!
おすすめのリジットラックを紹介!
価格、強度ともに問題なし!
タイヤ交換の手順と複数リジットラックをかける場合
シーズンタイヤ交換や、タイヤローテーションの時に!
ジャッキアップ後にホイールボルトをあけると、タイヤが空転してボルトがとれません。
ジャッキアップする前に、ボルトを緩めておく事をお忘れなく。
二度手間になりますからね、わたしはうっかりやってしまいますが..
側面2輪をあげてリジットラックを設置する場合
前後ローテーションの時に、おすすめの方法ですね。
前述繰り返しになりますが、
(片側2輪をあげる作業工程)
Fジャッキアップ → | Fウマをかける → | Fもう少しジャッキアップ → | Rウマをかける |
電動インパクトはとても楽で便利ですが、慣れるまでは十字レンチを使用した方が良いでしょう。
ボルトやホイールを傷める可能性も増えますし、締め付け時はトルク管理もありますからね。
おすすめの十字レンチは、コレ!
フロントタイヤ2本をあげる場合
オイル交換の時等に、便利です!
(フロント2輪をあげる作業工程)
Fジャッキアップ → | フレームにウマ → | 反対側Fジャッキアップ → | 反対側Fフレームにウマ |
バンパーをおろしてエンジンルーム近辺を作業することもありましたが、安心して作業できましたよ。
リアタイアをあげてリジットラックを設置する場合
マフラー交換時等に、活用してください!
(リア2輪をあげる作業工程)
Fジャッキアップ → | 同側面Rにウマ → | 反対側Fジャッキアップ → | 同側面Rにウマ |
人力でのジャッキアップ作業は何度も繰り返して作業していると、疲れますし事故危険の可能性も増えますよね。
ですから作業前に、ある程度頭の中で整理してシュミレーションする事で工程を減らす事は大切な事だと思います。
以上安全第一作業で、応用して下さい!
ホイール取り付け作業の”トルク管理”はしっかりと
わたしのホイール形状の問題ですがディッシュ形状で持ち手も少なく、ハブ径が見えないんですよね。
輸入車全般MINIももれなくボルト固定式のホイールで、最初にハブにホイールをかけたいのですが..
MINIのホイール取り付けって、難しいですよね?
ホイール取り付けガイドは有効です!
良い方法は無いのかと困っていたのですが、便利な道具が販売されていました。
- ボルト穴にねじ込んで、固定する
- ホイールのボルト穴にガイドを通して、ハブ径まで固定
- 他ボルトをとめる
ホイール取り付けガイドを2本平行に車体側に差し込んでからホイールを通すのが本来の使用方法のようですが、わたしは1本だけ使うようにしています。
取り付けガイドを差し込んで抜く作業も、手間と言えば手間に感じますし..
使用方法は試してみて、あなたにあった方法で!
ホイール取り付けの際は、トルク管理をしっかりと
タイヤホイールは車の駆動系パーツの中で、安全のために最も重要なパーツのひとつですよね。
取り付けボルトを規定トルクでしっかりと取り付ける事は、とても重要な作業になります。
トルクレンチを使用して、増し締めまでしっかりと行ってくださいね。
MINIの規定トルクは140N.m、しっかりと増し締めまで!
タイヤホイール取り付け作業終了後、ひと走り(10㎞程)したら増し締め作業が推奨されています。
わたしはトランクルームに、トルクレンチを常備するようにしました。
定期的なトルク管理で、安心にドライブできますから!
まとめ
冒頭で一般的な【車のジャッキアップ作業での注意点】と書きましたが、落ち着いて作業するのも大切な事だと思います。
うっかりホイールボルトの締めを怠ると、タイヤ滑落など大きな事故にもなりえますからね。
車いじりやDIY作業全般に”時間にゆとりを持つ”こと、時間に追われずに作業できるのは唯一プロに勝る利点ですからね。
のんびりと、クルマいじりを楽しみましょう!
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