BMW MINI R56 シフトブーツとサイドブレーキブーツ交換方法 インテリアのアクセントや統一感に効果的です!
こんにちは、コプリンです。
MINIのインテリアは、とても個性的!
他のクルマでは見ない、中央に位置する大きな円形メータパネルを中心に、
独特の世界観が投影されています。
わたしのR56は、
”クラシックなアナログ感”がお気に入りです!
第一世代R系から現在のF系まで、
好みは分かれるでしょうが利便性とデザインの融合は進化していきます。
どの世代のMINIも純正仕様で充分完成されたインテリアですが、
気軽なドレスアップが楽しめるのも、”人気輸入車MINI”の特権と言えるでしょう。
様々なアフターパーツの充実で、
MINIはプチカスタムも楽しめますね!
CABANA製シフトブーツで”色変”を楽しむ!
今回はそんな中でも、内装ドレスアップの定番のひとつ「シフトブーツ交換」に挑戦しました。
目立つパーツではありませんが、さりげないイメチェンには効果抜群ですね。
Before
After
インテリアとのフィッティングを考えて、色やステッチを選んで楽しめます。
CABANA製の生地は張りがあり堅そうに見えますが、”使用感の問題”でしょう。
ほぼ同等の素材感、と言えるでしょう!
「CABANA製シフトブーツ」は値段が高めの設定ですが、
※購入時 2022年2月 サイドブレーキブーツセットで 1万円弱
他の汎用品との違いは”間違いのないフィット感”でしょう。
上記通り素材感は良質ですし、茶系のカラーリングも他で見つからなかったので購入しました。
わたしはシートカバーと同時に購入、
フィッティングは勿論、最高です!
サイドブレーキブーツ交換方法
交換作業は、いたって簡単!
良い素材が見つかれば、チャレンジしてみて下さい!
【サイドブレーキブーツ交換の流れ】
- センターコンソール上のカバーを外す
- シフトブーツを裏返して抜き取る
- ユニットを分解して、新しいブーツを取り付け
- 元通りに組み付け作業
”シフトブーツ交換作業”も殆ど同様の手順ですが、詳しくは下記に詳細ありますので。
大まかな手順は上記表の流れで、作業時間は30分程度。(シフトブーツ交換込み)
その中でも実際やってみると、わたしなりの”少々のコツ”はありましたから。
それでは”手順ごとのコツ”を、
ふまえて解説していきます!
センターコンソール上のカバーを取り外す
①
サイドブレーキに平行して、センターコンソール上に長方形のカバーがあります。
その長方形のカバーの丁度中央部分(助手席側)を、指で赤→方向にずらしましょう。
この部分は柔軟性のある素材でできていますから、
ツメ破損の心配も少なく、最初のアクセスポイントに適しています。
ここでは取り外しは考えずに、
隙間を作るだけでOK!
②
内張り剝がしを差し込みます。
樹脂パーツを傷つけないように、気をつけましょう。
マイナスドライバーも有効ですが、
必ず養生処理をおススメします!
③
差し込んだ内張り剝がし等を、赤→方向に沿わせるようにしてカバーを引き上げます。
この時は、片側だけ(助手席側)カバーを浮かせる様にしましょう。
④
反対側(運転席側)のカバーも引き上げます。
赤→方向に持ち上げると、取り外しが容易でしょう。
【①~④までのコツ】
① | カバー中央部分(助手席側)からアクセスする |
② | 内張り剝がしでカバーを軽く浮かせる |
③ | 同上 |
④ | 反対側(運転席側)は手で引き上げるだけ |
シフトブーツを裏返して抜き取る
①
シフトブーツを、固定ユニットごと赤→方向に引き上げていきます。
ブレーキグリップの内に通すように!
②
シフトブーツが裏返るまで引き上げましょう。
シフトブーツは赤→部分、タイラップで固定されているだけでした。
③
生地を傷めない様に、ニッパーでタイラップを切り取ります。
サイドブレーキブーツは、
至って簡単に取り付けられていますね!
④
裏返した状態でブーツを赤→方向に抜いていきます。
ブレーキグリップとのクリアランスはあまり無いので、ブーツが破れない様にゆっくりと注意して抜き取りましょう。
ユニットを分解して、ブーツの取り外し
①
ブーツはカバーユニットと一体に、完全に取り外してしまいます。
ブーツ部分の交換は細かい作業になるので、部屋など作業しやすい場所に持ち込んだ方がいいでしょう。
②
ブーツ部分はユニットに糊付けされて、挟み込まれるように固定されています。
赤→部分の様なフックが数箇所ありますから、そこをクリップ抜き等で赤→方向に引き下げてユニット部分を分離しましょう。
③
上記写真のように、ユニットは分離されます。
ユニット部分のフックは、頑丈ではありませんので破損の無い様に丁寧に作業しましょう。
④
【取り外しの際、シフトブーツは破れやすい!】
しかしわたしの経験上、結局純正品に戻したカスタムもしばしばあります。
大切な純正パーツは取り外しても、保管しておくと良いでしょうね。
しかしこのブーツの接着部分は、非常に破れやすくなっています。
(糊付け後、機械で圧着されている模様)
慌てずに、丁寧に取り外して下さいね。
のんびり丁寧に取り外せば、
キレイに取り外しできますよ!
サイドブレーキブーツの取り付け作業
CABANA製のブーツは流石といいますか、純正品と殆ど変わらない素材感です。
若干長めに作られているので、上下の折り返しで好みの”弛み感”を調整できました。
MINI純正品と同等の素材感で、
良質のレザー調製品ですね!
①
まずブーツをユニットに取り付けていくのですが、カバーの前後を確認して合わせます。
この時にユニットにある突起に合わせてブーツに切り込みがあるので、
それを差し込んで固定します。
ここで純正品同様、糊付け圧着で固定できればいいのですが機材がありませんよね。
CABANA製品はシートカバー同様、
ジャストサイズで作られていたので取り付けには少し工夫します。
【サイドブレーキブーツ取り付け時のコツ】
② | ③ | ④ |
前方(レバー側)のブーツ生地をしっかりと固定 → | ブーツを巻き込みながらユニットを徐々にはめ込んでいく → | 後方(後部座席側)で生地のバランスを取りながら固定 |
②
ブーツの生地をしっかりと巻き込んで、ユニットに挟み込んで固定します。
後でバランスを取っていくので、この時点では位置決めるよりしっかりと固定することが大切でしょう。
③
生地を引っ張りユニットに挟み込みながら、徐々に後方にはめ込んでいきます。
左右均等になるように、生地幅を整えながらユニットを閉じる様に。
④
最後に後方部分で調節しながら、ブーツがユニットから外れない様に締め付けます。
上記写真のように、ブーツのステッチ部分が中央にくるように取り付けましょう。
上写真が、完成形です。
純正品は”糊付け圧着”されていたのですが、
しっかりとブーツ生地をユニットに挟み込んでおけば、充分に固定されます。
運転中シフトブーツに強い力が加わる事は、
あまりないですし糊付けは特に必要ないでしょう!
サイドブレーキブーツユニット組み付け作業
車内に持ち帰り、取り付けていきましょう!
①
取り外しとは逆の手順になりますので、
ブレーキグリップにブーツを裏返した状態でかぶせていきます。
純正品同様にジャストサイズ、
破れない様に丁寧にね!
②
タイラップで固定するのですが、
この時の”生地の折り返し幅”でブーツの尺が決まりますので、仮止めで確認した後に本締めします。
シフトブーツ生地の張り具合は、
好みに調整してね!
③
ブレーキグリップを通して、裏返したブーツ生地を戻してカバーをはめ込んでいきます。
【サイドブレーキカバー組みつけ手順】
- 赤→部分に柔軟性があるので、指でつまむ様にしてはめ込む
- 後方(後部座席方向)にスライドさせるようにして、カバーを合わせる
- 赤○部分を軽く押し込むようにして、取り付け
取り付けをしっかりと確認して、完成です!
シフトブーツ交換方法
ポイントは「シフトノブを抜く」のと、
「シフトインジケーターまわり」の作業!
基本的には、サイドブレーキブーツの交換と同様ですが、
上記2つがポイントになります。
「シフトノブを抜く」 | 別記事の【シフトノブ取り外し記事】参照 |
「シフトインジケーターまわり」 | 今記事を参照 下記に詳しく解説 |
まずはシフトノブを、最初に抜いておきます!
力を入れて、引っ張るだけ!
コツなど詳しい解説は、↓の記事を参考にして下さい。
AT車の場合、シフトインジケーター部分の取り外しが少しだけ特殊になります。
とは言っても、
この記事を通りに進めれば簡単ですよ!
①
シフトまわりのメッキリングに内張り剝がしを差し込み、引き上げます。
MINIのメッキパーツまわりは脆弱な箇所が多いのですが、ここはしっかり丈夫な造りです。
見た目より簡単に、取り外しできますよ!
配線があるので軽く引き上げるように!
②
サイドブレーキブーツ同様に、シフトシャフトに沿わせてめくり上げて裏返します。
【シフトインジケーター配線に注意】
上記写真のようにシフトインジケーターとその配線があります。
ゆっくりと裏返していけば問題なく対処できますが、電気部品は注意が必要ですね。
この時、赤○部分の突起を避ける様に青→方向にメッキリングを回転させます。
突起をかわして、メッキリングの溝を下方向に通して!
④
メッキリングはシフト部分から、切り離しました。
この時はまだ、シフトインジケーターはそのままです。
⑤
ブーツをゆっくりと、引き上げていきます。
ブーツ穴とシャフト径にはクリアランスが少ないので、
気を付けて!
⑥
配線に注意しながら、シャフトからブーツを抜きとります。
先にブーツを抜き取った方が、後の作業が容易になるでしょう。
⑦
写真は、シフトインジケーター配線のカプラーです。
取り外しは簡単で、赤丸部分を指で押さえれば抜ける仕様。
⑧
シフトインジケーターのカバーを外しましょう。
表示部分とブーツ部分の切れ目に爪を差し込み、赤→方向に引き上げ取り外します。
⑨
シフトインジケーターの配線を隙間からくぐらせて、ブーツを完全に切り離します。
⑩
取り外したブーツは、
室内で取り付け作業します!
①
シフトブーツは、サイドブレーキブーツ同様にユニットに糊付け圧着されています。
サイドブレーキブーツと同様の仕様なので、
やはり”丁寧に”破れに注意です!
②
ユニットにぐるりと一周圧着されていますが、”指で取り外し可能”です。
③
【ブーツ取り付け時の位置決めは、ステッチを目安に】
マーキング等をして、元通りに再現できるようにしましょう。
シフトブーツの場合は、ステッチ部分と取り付けらているユニットの箇所を把握します。
純正ブーツと比較してみると、若干の長尺仕様です。
やはり”折り返し部分”で調節して、好みの弛み具合に!
④
シフトノブ側のブーツは、糊付け加工がおススメ!
万能ボンドで、しっかりと固定しました!
値段も手頃ですし速乾性もあり、充分な接着力でした。
皮革、布とプラスチックを接着するのですが、
この商品がおススメです!
赤○部分、ユニット側に突起があります。
ブーツ側にもしっかり穴があるので、形を合わせて取り付けましょう。
⑤
写真赤○部分が、インジケーターの取り付け場所になります。
赤線部分にステッチを合わせながら、ブーツをユニットにはめ込みます。
⑥
全体的に指で糊付け部分を圧着させて、
乾燥すれば完成!
シフトブーツユニット組付け作業
①
最初に、インジゲーターをシフトブーツにくぐらせます。
②
基盤部分をしっかりとブーツユニットに合わせて、カバーを取り付けます。
大きなツメなどは無いので、
指で押さえつけるだけで取り付け可能!
③
メッキリングを、はめ込んでいきましょう。
先ずユニット側突起をメッキリング側の溝に通して、スライドさせるように取り付けます。
この時も形状は多少複雑に感じられたので、
やはりマーキング等で取り付け時の目安をつける!
④
後はシフトノブ側先端を内側に折り込んで、ブーツ尺を調整します。
特に接着や、取り付け加工は必要ありません。
あなたの好みで調整可能!
何度か試して、好みの尺にしましょう!
⑤
ブーツをシフトシャフトに通して、メッキリングを”センターコンソールに押し込み”完成です。
シフトノブ、
インジゲーターの動作確認は忘れずにね!
シートカバーやフロアマットとの相性も狙い通りに統一感が出て、好みの雰囲気になりました。
シフトブーツ単体でのドレスアップというよりは、
やはり”全体のフィッティングに効果的なカスタム”ですね。
まとめ
今記事で【CABANA製シフトブーツ】を使用して感じたのが、
しっかりと採寸して、
自作のシフトブーツ作成も楽しめそう!
- 素材 → 純正同等に素晴らしい
- 質感 → 純正同等に素晴らしい
- カラーバリエーション → 少ない ※2022年現在、3色
- ステッチ柄 → 同色のみ ※2022年現在、3色
- 価格 → 1万円弱 ※2022年現在
【CABANA製シフトブーツ】は、”MINIブランド”として素晴らしい質感とフィッティングがありますが、カラーバリエーションが少なく感じました。
ステッチ加工も刺し色使用など、
自作できればもっとカッコよくなりそう!
今記事を参考にして純正品の取り外し後、採寸は容易にできるでしょう。
皮製品の縫製技術がある方なら、是非自作品にチャレンジしてみて下さい。
【CABANAシートカバー】とのフィッティングは?
シートカバーの取り付けも完了、
勿論相性抜群です!
同一ブランド商品なので、当たり前ですがフィッティングは良好です。
※取り付け記事は現在作成中です。
上記述の通り、シフトブーツ単体のドレスアップというよりは”インテリアのバランスに効果があるカスタム”といえるでしょう。
あなたのクルマの内装に合わせた商品選び、
作製をおススメします!
同色 | 統一感 |
異色 | ワンポイント、刺し色 |
あなたのセンスで、個性的なクルマ造りに役立つカスタムでしょう。
”あなただけのクルマ”の参考になればと、これからも記事更新していきますので。
それではまた次回!!
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