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BMW MINI イグニッションコイル、スパークプラグ交換方法と故障時の症状

プラグ外す319876 トラブル・メンテナンス
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先ずは「イグニッションコイル故障」時の代表的な症状

こんにちは、コプリンです。

つい先日なのですが2,021年3月半ばの事、イグニッションコイルが故障しました。

コイル、プラグ交換方法は記事の後半に記載しています。そちらが目的の方は読み飛ばすか、記事上の【目次3】をクリックしてください!

【イグニッションコイル故障時の代表的な症例】

  • エンジンのかかりが悪い
  • アイドリングが不安定になる
  • 加速力の低下
  • エンジンチェックランプの点灯  

車種を問わず、上記のような症状が代表例と言われています。

そもそも”イグニッションコイルの役割”って何?

ごく簡単に説明しますね。

役割を知れば、症状を察する事ができるかも!

【イグニッションコイルの役割】

エンジンが動く為の”燃焼サイクル”で大きな働きをしています。ガソリンと空気の混合気が圧縮され、その混合気に点火してエンジンのピストンは動いています。実際に火花を点火するパーツは【スパークプラグ】なのですが、非常に高い電圧を必要とします。その”電圧を増幅する役割”を果たすのが【イグニッションコイル】です。
エンジンを動かすためには、必要不可欠な部品です。”不具合をおこす”と、エンジンの働きが悪くなるのは容易に想像できますね。
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BMW MINI R56 クーパーSで、実際に起こった症状

先ずは、わたしのクルマのデータから!

非常灯点灯後10457

車種 BMW MINI R56 クーパーS
年式 2011年式 (2,021年現在、10年経過車)
走行距離 約69,000㎞

イグニッションコイルの交換目安”10年10万㎞”とよく耳にしますが、やはり他のパーツ同様に乗り方や環境に左右されるようですね。

それではわたしが実際に、”イグニッションコイル”に不具合を起こした時の症状です!
【わたしのMINIの場合の症状】
  1. エンジンスタート後30~40分経過しており、エンジンは温まっていた
  2. 長めの登り坂に差し掛かったのでアクセルを踏み込み、4,000回転超エンジンを回した
  3. クルマの前方(エンジン部分)に”ドンッ”大きな衝撃があり、その後エンジンの振動が著しく激しくなった
  4. 直ぐに徐行運転を行ったがエンジンの振動は治まらず、路肩に停車。
  5. アイドリング時の状況も同様に、エンジンの振動は激しい
  6. エンジンチェックランプは、”ブースト時に点滅”速度を落として徐行すれば消える

というような症状でした!

わたしの場合は、”10年経過車””走行距離69,000㎞”でのトラブルです。

中古車購入なら、決して珍しくないですよね!アナタにも起こりえるかも?症状を参考にして下さい!

対処法は!先ずディラー、ショップに相談を

一度故障を経験すれば、故障個所は断定できるかもしれませんが、やはりメーカーの”車両診断機”で調べるのがやはり確実です複合的な故障もあるわけですから、素人にはなかなか見抜けないでしょう。

ですのでわたしの場合は、いつもお世話になっている兵庫県【EXGARAGE】で診断機チェックして貰いました。

【EXGARAGE】さんを知らなかったら、わたしがMINIを維持するのは難しかったかもしれません!

テスター詳細586

早速診断機でチェックしてもらうと、
3番コイルの異常でした!

※写真画像は、別件で診断時の画像です。イグニッションコイル不良時の画像ではありません。

そして直ぐに中古パーツをテスター的に取り付けてもらうと、

症状は改善!
エンジンの振動はおさまりました!

勿論ショップで新品パーツに取り換える事もできますが、

自分で交換、修理したい!

これからも簡単な作業は自分でやっていきたいので店主と相談してアドバイスを貰い、自分で交換する事にしました。

本当に良いショップだと思います!関西圏でMINI のメンテナンスショップをお探しのアナタに、おススメです!

BMW MINI R56 クーパーS  イグニッションコイル、スパークプラグ交換方法

ボンネットを開けて、イグニッションコイルにアクセスします。

コイル順番319857

MINI R56 は4気筒エンジンなので、コイルとプラグ共にも4つあります。

向かって左から①②③④番コイルになり、今回は3番コイルが不良なので、

右から2つ目のコイルが、故障してる!

3番コイルのみ不良なのでそれ1本交換しても良いのでしょうが

【イグニッションコイル、スパークプラグ交換について】

”イグニッションコイル”という部品は決して安い部品ではありませんよね。不具合のある箇所1本だけの交換も考えられますが、エンジンの燃焼4本のプラグコイルによって行われます1本故障したのなら、他のコイルも同じように消耗していると考えられます。また4本のコイルのバランスを考えた時に1本だけ新品で調子が良くても、エンジン全体で考えるとバランスが損なわれるでしょう。”スパークプラグ”に関しては、関連はしていますが別部品です。状況を確認して不具合がなければ、同時に交換する必要はないかと思われます。しかしディラーやショップでの交換なら作業工程では近い部品の交換になりますから、工賃が割安になる場合もあるでしょう。工賃の確認をして交換を決めればお得でしょう。

わたしは”先々を考えついでに”!
コイル、プラグを同時に交換しました!

BMW MINIR56 コイル、プラグ交換に必要な工具

コイル使用工具3種類

  • 14㎜ 12角ソケットレンチ(マグネット式でプラグを保持できるモノ)
  • エクステンションバー (250㎜を使用。プラグに余裕を持ってアクセスできる。)
  • トルクレンチ、ラチェットレンチ

わたしがネットショッピングで購入し、実際に使った”安くて使える”!商品です!

MINI のようにやや特殊な、スパークプラグ交換用に設計されたソケットです。14㎜幅は比較的あるのですが、12角が特殊ですね。
(大体は6角なのでサイズ共に注意して購入してください。)
薄型設計なので、細く深いプラグホールにしっかりとアクセスできます。

一番助かるのが”マグネット仕上げ”!

しっかりとマグネットでホールドするので、抜き差しの際には非常に便利でしょう。

プラグホールは細く長いのです!

3本セットで用途別に使い分ける事ができるのも魅力です。わたしは【250㎜】を使用して丁度良い使用感でした。

プラグにアクセスするには必要不可欠です!余裕をもった250㎜がおススメ!

トルクレンチは他の作業でも使用するので、
持っておいて損は無し!

一番の魅力は値段の安さですが、数値の正確さに不安がありますよね。角度法を用いて使用してみたり、他の作業でも使いましたが

精度には問題がありませんでした
個体差によっては違いはあるかも..

【ステアリング交換で使用した際の記事】

MINI R56 ステアリング交換 momoステアリングボス、ナルディ対応です!
憧れの”momoステアリング”、BMW MINI に取り付けました。写真付きで詳しく説明してますので、ステアリング交換の参考にしてくださいね。社外品ステアリングで、走りもインテリアも自由度UP!イメチェンできます!

 

ステアリング交換して半年程、
緩みも無く精度はあると思いますよ!

以上3点は”安くて使える工具”だと思います。工具を持っていない方は、是非試してみて下さいね。

ラチェットなどのプラグを回転させるものは、特に力も要りませんしお手持ちの工具で充分です。

誰でも簡単工具も要りません!イグニッションコイル交換方法

BMW MINIのイグニッションコイル交換は、とても簡単です!是非あなたも挑戦して下さいね!

まずカバーを外す31980

最初にコイル上にカバーがあります。エンジン側から運転席側へ上に開く様になっているので、力を入れずに上に押しあげましょう

コイルカバー外す3219

これがカバーが上に開いた状態です。

カバーを押し上げて行くと、コイルに繋がっている”蛇腹状のホース”カプラーが少しずつ抜けて行きます

ホースが下に下がってくる感じです!力は全く要りませんのでゆっくりと押し上げましょう!

コイルコネクター3398

”蛇腹状のホース”のカプラーを抜きます。

この時も力は要れません!少し上下左右に揺らしながら引くと抜けやすいです!

コイル爪4329

カプラーを抜くと、コイルの根本は赤○部分で固定されています

赤○部分と”コイル根本部分のまわり”はゴム製です!固着があったので今度は力が要りました!

コイル抜き取り2109

親指で突起部分を押しながら、他の指でゴムまわりを持って上に引き上げていきます。

この時は前後左右に揺らしながら!固着が無ければ軽く抜けますが、固着していれば力が要ります!

コイル交換抜き取り32198

抜いてしまえば、
”スポンッ”という感じで抜けます!

コイル抜き取り59844

後は同じ要領①~④番まで抜いていきます。

イグニッションコイル交換だけなら、工程を逆にして新しいコイルを取り付ければ完成!

定期的にチェックしてトラブルは最小限に!プラグホールへの”オイル漏れ”

オイル漏れ321847

BMW MINI 定番の”経年劣化によるオイル漏れ”、プラグホールにもオイル漏れがありますよ!

”写真赤○”プラグホールへのオイル漏れの確認】

他のクルマでも同様にありますが、BMW MINIエンジンを密閉する為のパッキンゴム製で、経年劣化による”ゴムパッキンの硬化”により、エンジン内部からエンジンオイルが漏れ出します。プラグホールもそのひとつで、Oリングと言われるパッキンでエンジンと隔離されています。そのOリングが劣化して、プラグホールにエンジンオイルが漏れ出します。漏れを早期に発見すれば燃焼系へのダメージは少なくなりますし、漏れが酷ければ修理代金も高くなるでしょう。上記通りイグニッションコイルの取り外しは簡単なものなので、定期的にチェックする事が望ましいと思います。

写真で見るように①~④番まで、オイル漏れも無くとてもきれいな状態でした!

次は、スパークプラグを交換します

ゆっくりと差し込む398

14㎜ソケット250㎜エクステンションバーラチェットと工具をつなぎ合わせてプラグを外して行きます。

ボルトを外す感覚です!
垂直方向に抜き取ります!

プラグテキスト3298

取り外したスパークプラグです。赤○プラグの焼け具合黄色○電極の先端の減り具合などをチェックしましょう。

プラグの焼け具合、
電極のギャップ共に異常ありませんでした!

使用後プラグ5398

①~④番まで同じようにプラグを外して行きます。

偏った消耗がないか?
4本とも均等に消耗しているかチェックします!

正常な状態を確認したら、新しいプラグを取り付けて行きましょう。

今回取り付けたスパークプラグはBOSCH製です

ブッシュ新品プラグ2918

OEM製品の中でも信頼があり、4本セットで値段も手頃なBOSCH製のスパークプラグがおススメです。

新品プラグ5292

後は取り付けなのですが、

やっぱり、マグネット式ソケットが便利!しっかりと固定されるので落下の心配なし!

丁寧にプラグ差し込む42291

最初は手締めで取り付けて行きます。先端の電極がホール内に当たらない様に、ゆっくりと差し込みます。

後はボルトを締める要領でOK!
手締めでいっぱいまで締めます!

ゆっくり差し込むトルク19548

手締めで閉まらなくなったら、トルクレンチで規定トルクで締めます

この製品は23Nmでした。製品パッケージに記載がありますので、規定値通りにトルクをかけましょう!

プラグ締め付け1958

①~④番まで同じように取り付けたら、
スパークプラグ交換は完成です!

最後に、新しいイグニッションコイルを取り付けます

イグニッションコイルは、
取り付け時も工具要らずで簡単ですよ! 

イグニッションコイルもBOSCH製を使用

コイルも同様に!
信頼のBOSCH製を使用します!

ボッシュコイル1298

こちらも品番確認して、
適合の製品を購入しましょう。

コイル交換差込154339

プラグホールにしっかりと差し込みます。上記写真、取り外し時と同様になるように差し込みます。

コイル交換蓋10334

次に、カプラーを差し込みます。

力は要りませんが、こちらもしっかりと!

コネクタ蓋1908

カバーを被せましょう。軽く押さえるとカバーは閉じます

コイル差し込み方1098

①~④番まで同じ工程で、イグニッションコイルを取り付けましょう。

コイルチェック1983

最後にコイルの根本が均等に刺さっているかカプラーがキッチリ刺さっているかチェックをしましょう。

エンジンを始動させて、
問題なければ完成です!

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まとめ

所要時間は15分~20分程度でしょうか。

とても簡単なので、やってみて下さいね!

【コイル、プラグ交換後のクルマの変化】

エンジンの静動性 良好。特にアイドリング時が静かになった。
エンジンの吹け上がり スムーズな感触に良化。
燃費 数値は若干向上したが、他の要因もあり?

コイル不良だったので当然なのですが、エンジンフィーリングは全体的に改善しました。

特にアイドリング時の静寂性に、
効果がありました!

よく耳にするのが”燃費の向上”なのですが、他のメンテナンス(インジェクター交換など)も同時期に行ったので燃費数値は上がったのですが、コイル、プラグ交換での改善とは断言できません。

燃焼効率が上がったのなら、
”燃費の向上”はあり得ると思いますが..

交換費用は約2万円です。自分でやる価値アリ

ディラーでの交換と比べると、
相当安くなるのでは!

金銭的にもそうですし、作業も時間はかかりません。

プラグホールへの”オイル漏れ点検”大きな故障の予防にもなりますからね。

この記事を参考に!
是非やってみて下さい!

それではまた次回!!

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