テールランプを取り外して、バックモニターをリバース信号連動で!
こんにちは、コプリンです。
BMW MINIのテールランプ取り換えは、非常に人気の高いカスタムですよね。
英国国旗を模した「ユニオンジャックテールランプ」は、もはや定番カスタムのひとつでしょう。現行F系は勿論、R系にも各世代ごとに対応製品が多く流通しています。
「ユニオンジャックテールランプ」、
お洒落ですよね!
また近年の車事情では安全装備の充実が進み、ドライブレコーダーやバックモニターなどは、標準装備されている事も多いでしょう。
しかしBMW MINI R系にはそもそもモニターが存在しませんし、後付けするにしてもスペースの確保が難しいのが現状です。
”MINI R系”にも、
後付けバックモニターを!
上記写真、実際にMINI R56に後付けで「ミラー型ドラレコ」を取り付けてみました。
MINIの後方視界は大幅に改善!
リバース連動で、駐車も楽になりましたよ!
”カスタム”に、”安全装備面”にも、テールランプの取り外しは需要がありますよね。
安全装備をカバーするために、”バックランプ電源の取り出し”まで、手順をまとめてみました。
まずは、”ラゲッジスペース横”からのアクセス、
に挑戦してみて下さい!
テールランプ電源配線へのアクセスにおススメ! ラゲッジスペースからのアクセスや、内装をはがすより簡単です!
総合 | メリット | デメリット | |
ラゲッジスペース横 | △ | 内装を一枚剥がすだけでアクセスできる | スペースが狭く、カプラーの抜き差しが非常に困難 |
内装をはがす | × | 非常に大きな作業スペースを確保できる | 内装を多く取り外す為、手間がかかる |
テールランプ取り外し | ◎ | 作業スペース、取り外し共に容易 | 養生、手順を踏めば最適なアクセス方法 |
ラゲッジスペース横(後輪の上部付近)に、”小さな窓の様な”テールランプ電源へのアクセスポイントがあるのですが、
非常に狭く、作業するには困難です!
内装を一枚取り外すだけ(作業時間数秒)なので、1度試しに”テールランプ電源のカプラー外し”に挑戦してみて下さい。
カプラーを取り出せたならテールランプを取り外す必要はないので、(目次 3)まで読み飛ばして下さいね。
カプラー外しに苦戦したアナタは!
おススメの”テールランプの取り外し”から始めましょう!
テールランプ交換や球切れ補修にも必須!テールランプ取り外し方法 ”2つのポイント”をふまえて、よりスムーズに
テールランプの取り外しは簡単と言っても、”コツ”はあります。
大きなポイントは2つです。
是非参考にして下さい!
POINT 1 メッキフレームの取り外しは”内側から”
①
②
【メッキフレーム取り外し時の”コツ”】
ボディー面に接触する可能性も低く、
キズをつける心配も軽減されるしね!
これがメッキフレーム内側、ツメの形状です!
写真でお分かりになるでしょうか。外側からテールランプを囲うように、ツメがありますよね。
「メッキフレームは内側から外す」理由は、このツメの形状にあります。
トルクスネジを取り外す T-20 3点留め
写真赤○部分に、ビスが3本あります。
T-20のトルクスドライバーで取り外します。
MINI ではおなじみのT-20サイズのビス、
ここは簡単に取り外しできます!
POINT 2 テールランプを引き抜くには、”裏側を押し上げる”
テールランプはビスで固定されているので、ここまでくれば簡単に取り外しできそうなのですが、
ここでも少し“コツ”がいります!
テールランプを引き抜こうとしても、写真赤→部分に当たりがあって上手く抜けてくれません。
【テールランプを引き抜く時の”コツ”】
イメージは赤→部分を押し上げて、
軽い力で充分取り外せます!
配線カプラーに気を付けて抜け取れば、テールランプ取り外し完了です。
ここまで出来れば、
テールランプ交換カスタムも可能ですね!
苦戦する方も多い”テールランプの取り外し”、上記2つのポイントを参考に作業してみて下さい。
必ず作業性はあがるでしょう。
バックランプから電源取り出し方法 リバース信号連動バックモニターで、運転が安全により楽しくなる!
クルマを楽しむには、”安全装備”も重要!
カスタムに重要な、テールランプ取り外しはできましたね。
次は”安全装備”「バックモニター」を充実するべく、バックランプ電源の取り出し、分岐介入方法を解説していきます。
R系MINIにはおススメの、
ルームミラー型モニターでリバース連動!
【リバース非連動時】
【リバース連動時】
取り付け機種にもよりますが、多くのモニターは配線をリバース連動させることで
カメラの視点を設定できます。
ギアリバース時に”カメラ視点を下げる”ようにしてから、駐車が非常に楽になりました。配線加工は少々手間になりますが、ギアチェンジでカメラ視点が自動で切り替わるのでとても便利なのです。
手順通りにやれば30分程度の作業、
快適な後方視界のためにおススメですよ!
バックカメラの配線取り込みは”Cピラー”から
電装系カスタムは、配線の取り回しが重要になりますよね。バックカメラ配線をクルマ室内に取り込むには、”天張り”から引き込むのがおススメです。その時配線を、テールランプ付近に降ろしてくる必要がありますね。
配線はCピラー内を通してね!
場所、クリアランス共に最適です!
カバーを、内張りはがしで外します。細めの工具を隙間に差し込めば、簡単に外れるでしょう。
上写真は取り外した後のものですが、赤○部分上がT-20トルクスネジで、下2つはクリップで止まっています。ビスを外してから丁寧に引っ張って下さい。
Cピラー内側の下部に隙間がありますから、配線を下に落としましょう。
ひと先ず、ラゲッジスペース内に配線を引き込んでおきます。
後はカメラの配線を、
バックランプ配線に割り込ませる方法を!
バックランプ電源を見つける、”確実で安全な方法”です!
大まかな流れは、こんな感じです!
- テールランプのカプラーを外す
- イグニッション ON にする
- 検電テスターで通電の確認
- リバースギアに入れる
- 再度、検電テスターで通電の確認
簡易な作業工程、注意点などひとつずつ見て行きましょう。
テールランプのカプラーを外す
赤○部分の突起を指で押さえながら、引っ張って下さい。力はいりませんので、丁寧に抜き取りましょう。
配線が5本あります(仕様により差異あり)。コードの色や配列を意識して、覚えておいてください。
イグニッション ON にする
エンジンはかけずに、イグニッションONにします。この時”ランプの警告灯”が表示されますが、カプラーを差し戻せば消えるので安心です。
※稀に警告灯が消えない可能性もあるでしょう。自己責任での作業をお願します。
安全な作業のために!
エンジンは切った状態で作業します!
検電テスターで通電の確認
検電テスターを使って、通電を確認しましょう。この時点でわたしの場合は、どの配線にも通電はありませんでした。
※仕様により、差異はあります。
検電テスターの詳しい使い方は、
↓の記事を参考にして下さい!
リバースギアにいれる
この時も、エンジンはかけません!
イグニッションON状態で行って下さいね。
基盤の保護や安全性を考えて、”エンジンは止めて作業”しましょう。
再度、検電テスターで通電の確認
リバースにいれる → | バックランプの点灯 |
電流はバックランプに繋がるコードに流れるわけですから、この状態でテスターが反応すれば、それが”バックランプ電源の配線”になりますね。
コードが多く繋がっているカプラーには、番号がふってあります。コードの色が紛らわしい場合もあるので、配線の確認の目安にしましょう。
バックランプ電源の配線は1番の、
水色とグレーの染め分け配線でした!
※配線は、検電テスターを使っての通電確認を推奨します。
赤→のコードが、
バックランプ電源の配線と確認できました!
番号 | コードの色 |
1番 | 水色とグレーの染め分け |
便利アイテムで簡単に!バックランプ電源に配線をつなげる方法
バックランプ配線を見つけたら、バックカメラ配線をつなげていきましょう。
配線をつなげるに適当な箇所を、ニッパーで切断(水色とグレーの染め分け)します。
しっかりとコードの色を確認して、
間違えないように切ります!
配線の分岐には様々な方法がありますが、”簡単、便利で安全に”を目指して「エーモン分岐コネクター」を試してみました。
これからもみなさんに、
便利グッズの紹介をしていきますね!
「エーモン カンタン分岐コネクター」で配線をつなげる
配線を頑丈につないでくれそうです!
配線のゴムカバーを、10㎜程剝いて下さい。
※エーモン 分岐コネクター推奨
分岐コネクターのカバーを外して下さい。
このカバーは硬く、
頑丈にコードを固定できそうですよ!
3つコードを差し込めるので、分岐していきましょう。コードの差込順序は特に決まりはなく、”作業しやすい順番”でつないで下さい。
(水色とグレーのコード2本がバックランプ配線、赤色はバックカメラ配線)
コネクター内部の金属で、通電する仕組み!
配線順序は気にしなくて良いでしょう!
分岐コネクターを取り付けた時点で、通電のチェックをしましょう。
【配線の通電確認は小まめにチェック】
数箇所にも及ぶ配線加工を施工して組付け後に不具合があれば、不具合箇所の断定が面倒になりますよね。配線加工終了 → その度、通電チェック
効率の良い作業になりますよね。
バックランプ等、
テールランプの点検も忘れずにね!
テールランプの作動チェックで問題なければビス止め(T-20)、メッキカバーを組付けて完成です。
追記、ユニオンジャックテールの防水処理方法です!
まとめ
今回はテールランプ取り外しと、バックランプ電源の配線について書きましたが、ケーブルの延長などの作業も必要になってくるでしょう。
配線の簡単な加工方法、
工具の使い方を知りたい方へ!
電工ペンチを使っての端子造り、接続方法まで解説していますので是非参考にして下さい。
配線加工方法や、便利グッズの紹介は今後も試してていきます
わたしも勉強しながら、
配線加工に挑戦しますね!
この記事では、「エーモン分岐コネクター」を使って配線の分岐を行いましたが、様々な製品が販売されていますし、
どの製品が、
便利で適切なアイテムなのか?
色々試してみて、みなさんの参考になればと思っています。
今のところ「電工ペンチ」、「検電テスター」は必須アイテムですね。作業の幅が広がるし、やってみれば簡単なので持っておいて損はありませんよ。
何といっても安価だし、
必要最低限のセットは嬉しいですね!
クルマのカスタムには、電装品は欠かせませんよね。これからも記事にしていきますので。
それではまた次回!!
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